「先輩のいない世界線に生きてたら、どうしてたんだろう――」
離婚家系で育ったため「愛なんて、箸よりも軽い」が信条の心は、安眠のため触ってもらいたい一心で燈先輩と恋人になった。ところが恋人モードの先輩はいつも以上に甘いけれど、キスもそれ以上のこともしてこようとしない。やっぱり自分に足りないところがあるから? と悩む心に、「ゆっくりでいいから、俺のこと好きになって」と打ち明けてくれた先輩。先輩は、心の気持ちが整うまで待ってくれていたのだ。その優しさと愛に触れ、心は目を背けていた自分の気持ちとついに向き合う決心をして!?